PR会社のベクトルグループがWebメディア「CuRAZY」を買収

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最近、色々なジャンルに投資しているvectorグループが媒体側であるWebメディアの「CuRAZY」を運用する「株式会社LAUGH TECH」の全株式を取得、完全子会社化しました。

CuRAZY買収のVECTORグループ

WebメディアとPR会社の関係でいうと

PR会社とWebメディアの関係

みたいに、PRしたい企業などからPR会社にお金が支払われ、それをどのようにPRしたら効果的にメディアに取り上げられ、ターゲットユーザーに届くか?を考えていくような流れなんですが、それがこの図の中心にある「PR会社とメディア」が1つになるイメージ。

という事です。

近年ではPR timesがメディア化に力を入れていたのかPVを上げてきているようでしたが、それを外から持ってきた形です。

PR会社の仕事

PR会社は各案件ごとに担当がいて、PRするジャンルによって得意とするメディアと繋がり、仲よくなり、個別に連絡をしたりして記者会見や発表会、お披露目などイベントに取材に来てもらって、多くの露出獲得を目指す、という割と俗人的なお仕事です。

ベクトルグループにも社内にたくさんのPR会社がありますが、見方によってはPRとメディアは一蓮托生のようなイメージがありました。

そのメディアの1つをPR会社が買収するということは、支配下におき自由に発信できるメディアを持つことで、単純に自社案件の露出を増加させるだけでなく、企業などからのPR案件の獲得にも繋げやすくなるという非常に理にかなった買収だと菊永個人的には思います。

テレビやラジオ、雑誌は人員がいるものの、いかに『テレビ的、ラジオ的なネタになりやすいかどうか』で取り上げ方にかなり差が出ますし、Webメディアは敷居は低いですがどこも人員不足なので、完成度の高いネタ、そのまま記事にできそうなネタが有り難がられます。

現在菊永もベクトルグループ内の何社かとお付き合いがありますけど、手が回らずに断念するネタもあったり。。。

(そう言えば、これを見て同じくPR会社のサニーサイドアップは何か動のかな)

個人的に、来年以降にWeb業界内でのM&Aや買収・子会社化などの淘汰が始まりそうな気がしていましたが、このタイミングでPR会社から出てくるとは思わなかったです。これでWebメディアにも動きが出るのか、楽しみに待ちたいと思います。

CuRAZY買収の狙いとは何だろう

とは言え、CuRAZYは一世を風靡したバイラルメディア。SNSを中心に拡散してきたため、広告優先のタイムラインとなってきたFacebookやTwitterにおいて、どの程度のパワーがあるのか未知数です。(PVもここ最近はジワジワと下がってきているようです)

ニッポン放送に買収された「grape(グレイプ)」は逆にジワジワとPVを伸ばしてきているようなのですが、ニッポン放送からの一次情報が入っているのでしょうかね。

ラフテックは、平成26年1月にエンターテインメントコンテンツに特化したメディア「CuRAZY」を開始いたしました。開始から2年8ヵ月で、月間5000万CV(コンテンツビュー)/950万UUを誇る国内最大級のエンターテインメントメディアに成長させています。また、ラフテックは、「CuRAZY」の運用で培ったwebサイトと各SNSのデータを一括で管理できる分散型メディア向け解析ツール「CV insight」などSNSのデータ解析技術や、そのデータ解析を基にした制作チーム「リアクションデザインラボ」を有しており、SNS上で最大限拡散されるコンテンツ生成が可能となっております。

CuRAZYは「より良い暇つぶしを届けるメディア」と名乗っている、所謂エンタメカテゴリーに属するメディアなので、そのジャンルでの拡散効果を狙っているって事だとは思うんですけど、「ネットで話題になった面白いネタ」に集まってきたユーザーに対してどれだけ魅力的なPRネタを提供できるのか、ちょっと注目したいところ。

PRの人とメディアの人って近いようで人種が違うから、VECTORが運用に大きく関わるようならPVも下がりそうだしうまくいかないと予想。

メディアの人もPRの人もお互いを理解するのって仕事に役立つ。そのためのおすすめ本

参考:http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000169.000000204.html

株式会社Laugh tech:http://laugh-tech.com/

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